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路上の歌姫、イム・ジョンヒ

「コリエ ディーバ(路上のディーバ)」これはイム・ジョンヒを的確にあらわした冠だと思います。
2006年3月、2集アルバムを発表したイム・ジョンヒ。彼女ほど「歌への情熱」でメジャーへの切符を掴んだ歌手はいないことでしょう。

イム・ジョンヒが音楽の世界に本格的に足を踏み入れたのは今から約6年前のこと。JYPエンターテインメントの練習生となった彼女は5年間、自分のCDを出す事もなく、自分のステージをする事もなく、ただただ練習をして過ごしていました。
同門のRain(ピ)やピョルなどが華々しくデビューする姿をただ見守っていた彼女の当時の焦燥感はいかばかりだったのか。

そんな彼女の歌への情熱は「デビュー」という目的から「誰かに自分の歌を聴いてもらいたい」という魂の要求へと変わっていきます。メジャー歌手ならまず風が吹く寒い道端でライブをするのを望む人はいないでしょう。それでも彼女は聴いてくれる観客を求め、弘大(ホンデ)周辺や大学路(テハンノ)マロニエ公園などで路上ライブを続けます。

そんな路上ライブ活動で培われた実力は彼女にチャンスを与えます。デビュー前にMP3のCMに出演。そのCMソングに使われた『Music Is My Life』のパワフルな歌声は一気にイム・ジョンヒという新人に対する大衆の興味をかきたてました。
そして遂に自分の名前のついたアルバム『イム・ジョンヒ1集』を発売します。2005年6月のこと。
ディーバ(歌姫)の輝く場所

正式にデビューを果たしたイム・ジョンヒ。スポットライトの当たるステージに立てる立場になってからも路上ライブは継続。それに平行しながらTVなどの大衆メディア、そして先輩歌手達からのフューチャリング依頼、コンサートゲスト要請などを積極的にこなし続けます。あの小さな体のどこにそれだけのパワーが潜んでいるのか…多分、これまでの「歌いたくても歌えなかった」状況から脱し、「歌える場が溢れている」現状を手に入れた事に対する喜びが彼女のパワーの源ではないでしょうか。

「過ぎ去る足を止めて 私の言葉を聴いて どんなに忙しい仕事があっても ちょっとだけ私の歌を聴いて Happy People 路上で 私達みんな 自由に歌おう 永遠に幸せに 永遠に幸せに」
これは1集収録曲で彼女が直接作詞した『Happy People』の歌詞(抜粋)です。彼女の歌いたいという情熱と、歌えることの喜びが何と巧く表現された歌詞なのかと思ってしまいます。

満を持して発売された2集。この2集のショーケースも3月寒風吹く「路上で」行ったというぐらい、路上のディーバのスタンスは徹底的(笑)。『サランア カジマ(愛よ、行かないで)』の活動はまだ始まったばかりですが、この先どのような評価を受けるのか楽しみです。

常に自らのサインのコメントには「Music!!」と書き添える彼女。「Music Is My Life」、その言葉そのままの歌手イム・ジョンヒ。この先も歌姫はどんな場所だろうとで輝き続け、歌い続けることでしょう。[写真:NEWSIS]


Written by さくら


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