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◆ DEAN、天才ミュージシャン?今やっと23歳!

リック・ベリンジャーとコラボし歌手として米国デビュー。やっと23歳のDEANの履歴は華やかだ。ミュージシャンが先に認めた歌手で大衆には名前がまだちょっと馴染みはないが、注目のアーティストであることには違いない。歌手DEANが10月にシングル『I Love It(ft. Dok2)』と11月にZICOがフューチャリングした2枚目のシングル『(Pour Up』をリリースし、歌謡界への本格デビューを知らせた。

DEANは反抗のアイコン、ジェームズ・ディーンから取った名前。彼は「音楽をするにおいて反抗的な歩みを見せたい。予測できない音楽をやりたい」と言った。名前に込められた意味より興味深いのはDEANの音楽的歩みだ。

同世代の友人がPCゲームにハマっていた16歳の頃、DEANは音楽にハマっていた。ラップの歌詞を書いて録音し、19歳の時には直接書いて歌った曲がシン・ヒョクJoombas Music Factory代表の耳に入った。二十歳でJoombas作曲チームに合流し、EXOやVIXX、John Parkなどのアルバムに参加した。彼は「ゲームでキャラクターのレベルアップをするように、音楽もレベルアップの感じで曲を作るようになった。僕にとっては音楽を作ることが遊びだったし、PCゲームみたいに音楽中毒になった」と話した。

DEANの米国進出も自然に成し遂げられた。ミラ・Jやエリック・ベリンジャーなどの現地アーティストとコラボし、今年7月に米国でデビューシングルアルバム『I'm Not Sorry』をリリースした。韓国内より米国で先にデビューすることになった独特なケース。DEANは「二十歳以降、米国と行き来しながら作業し、ライブラリーが構築された。米国のミュージシャンたちに反応が良くて、良い機会が出来た。米国で先に歌を出してみようと言われ、面白そうだと思った。関心があったし挑戦したい勇気が大きかった」と話した。

彼は「ポップを追うというより自分だけの音楽をやりたかった。自分のカラーを米国でも見つけたかった」とも話した。音楽に対する情熱が挑戦につながったのだ。

韓国内ミュージシャンの間でDEANの実力がつてで広がり、ラブコールも続いた。韓国内で正式活動を始める前、Junggigo(チョンギゴ)のシングル『一週間(247)』にZion.T、Crushと共に参加し、最近リリースされたDynamic Duoの8thアルバム『GRAND CARNIVAL』の曲『How Are You Lately?』に参加した。気になっていたミュージシャン、DEANは自分だけの名前を掲げたアルバムを発表し、一歩前に進んだ。

23という歳が信じられないほどよどみない歩みだ。だから多くの者がDEANに“天才ミュージシャン”という修飾語をつける。実際にDEANは「天才ではなく後天的なものだと信じている。研究もたくさんしたし、人よりすごくたくさん音楽を聞いたと自負できる」と話した。

スランプもあった。あまりによどみなく走って来たせいだろうか。でなければあまりにいち早く成し遂げた成果が手に余ったせいだろうか。DEANは「音楽を作るのが怖かった時期もあった」と打ち明けた。「音楽を作れないような時間もありました。面白く音楽をやっていたのに、音楽を利用して金を稼ごうと思うと、音楽が僕から遠ざかる感じがしたんです。だから音楽ともっと仲良くなろうと、もっと好きになろうと思いました。好きになるだけの音楽を継続的に探し、音楽にさらに集中しました。音楽を計算的に作っていた時は創作の苦痛があったんですが、今は特にアルバムはそんなものを下に降ろしました。今の方がずっと音楽をする面白さがあります」
◆ 有名作曲家米国デビューなど華やかな歩み…「音楽と恋愛したんです」

DEANが作る他の歌手の歌と、自分自身の歌。どちらの作業が難しかっただろうか。一寸の悩みもなく、明瞭な返事をした。「自分の音楽だからもっと楽に作ることが出来た。気を使うのは2つとも似ているが、外に住んでいる人たちがどんなものを好きなのか、市場の動向を分析しなければならない。自分の音楽をする時に一番重要なものが自分の好みや自分の考えなので、自分の作業をするのが正しい。音楽を作るのに難しさというものはない」

DEANは大衆の好みに合わせて音楽を裁断する“技術”を使わなかった。完全にDEANの音楽的な好みが込められた。韓国ではまだ耳慣れない“ブラック・ミュージック”をベースにしたのもそのためだ。DEANは「今回のシングル音楽をブラック・ミュージックとして出した理由は、一番多く影響を受けたし、根がどこにあるのかを示したかったから」と話した。但し、今後することになる音楽は、ジャンルに制約を置かない考えだ。

「ヒット曲を作る霊験あらたかな能力があるわけではないですが、そんな似た様な曲が作れはしたんでしょう。(ブラック・ミュージックをしたのは)自分を受け入れる範囲が拡張されたらいいなと思ったからです。恋愛で例えるならば、序盤に自分を出さずに相手に合わせてついて行っていると自分本来の姿を失ったり、見せても離れたりするじゃないですか。自分が好きなことをばっと見せていくことで、僕がどんな音楽をしても「変わった」って言われないと思いました。大きな絵を見て最初のボタンをはめたんですが、良いスタートをしたと思います」

DEANは予測できない音楽の歩みを続けて行きたい。変わらず多くの歌手の曲を作り、自分の歌もやりたい。彼は「作曲家と歌手がやっとひとつになったようだ」と笑った。DEANは音楽と長い恋愛をしていく考えだ。[写真=ユニバーサルミュージック]