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◆ Nine Musesの6年、セクシーが全部だったら不可能だった。

ガールズグループにとってセクシーさは変身のための選択要素だが、Nine Musesにとっては“必須”だった。“軍統領”“モデルドル”などこれまでNine Musesについた修飾語がそれを証明している。よくセクシーさがガールズグループの“最後のカード”だといわれるが、Nine Musesは違った。デビュー6年目の今は全面にセクシーさを出さなくてもセクシーさが感じられる。セクシーさを基本ベースに違った魅力を発散し、音楽的にも成長した姿を見せている。Nine Musesが見せるカードは依然として多い。

Nine Musesが新ミニアルバム『LOST』でカムバックした。すでに今年だけで3枚目の活動だ。今年1月に発表した『DRAMA』と7月の『Hurt Loker』でせっせと走って来たNine Musesは、新曲『Sleepless Night』で今年の年末を締めくくる。

Nine Musesのメンバーは忙しい活動にもかかわらず明るい表情だった。「休みの時間が長くなくて良い。メンバー同士で今から来春にシングルを発表しようと言っている」と笑った。

冬のカムバックに合わせ、Nine Musesも歌の雰囲気も変わった。新アルバム『LOST』には別れの虚しさと喪失感が貫通している。タイトル曲の『Sleepless Night』はピアノの旋律が魅力的な情緒的なダンス曲で、別れを経験した後に感じる混乱した心の継続した変化にどうしたらいいか分からない女の子の気持ちを易しく単純な歌詞で表現した。Nine Musesがヒット曲メーカーである勇敢な兄弟と初めて息を合わせた。

メンバーは、タイトル曲の『Sleepless Night』という独特な題名について「お腹が空いては心が虚ろだという意味を込めている」と話した。メンバーも歌を聴いて涙が出たほど深く共感した歌だ。イユエリンは彼氏との別れ話まで持ち出した。「女の子が別れようって言ったら、男の子がたった一回で受け入れるんです。女の子が共感出来る話を込めています。ミュージックビデオの撮影中、男の子の送った思い出が込められたプレゼントを見て悲しい感情に陥るシーンがあったんですが、本当に悲しかったです。振り付けの練習をする時は拍子に合わせてダンスを踊っているからよく分からなかったんですが、じっくり歌を聴いてみるとこの歌は本当に悲しいなって思いました」(ミナ)


「男の子の思い出がつまったプレゼントを見ながら悲しい感情に陥るシーンがあったんですが、泣けた。この歌は悲しいって思った。振り付けの練習をする時は拍子に合わせて踊っていただけなので、ダンス曲だと思ったんですが…この歌を聴くと感情がつかないから踊らないといけなさそう。MVする時の感情」(ミナ)「別れてからあまり経っていません。彼氏と別れてからこの歌を聴いたんですが、本当に歌詞が響きました。この歌を練習しながら聴いて、苦しんだりしました。家に帰って一人でいる時、夜中3時にこの歌を繰り返して聴きました」(イユエリン)

ステージでNine Musesは、さらに女らしくなった。女性の曲線を強調した振り付け、ソファーやカーテンなどを活用した振り付けもNine Musesの長所をよく活かしている。無理にセクシーにしようと努力しなくても、自然で上品美溢れるセクシーさがにじみ出ている。「今回は全体的に力を抜きました。以前の曲が振り付けもパワフルで強烈だったとしたら、今回は弱弱しくて柔らかいセクシー美を見せられると思います。これまでの歌の中で一番遅くて情緒的なので、そんな感情線を活かせられるよう女性のラインを活かす振り付けを準備しました」(ミナ)

Nine Musesにとってセクシーさは切っても切れない関連検索語。Nine Musesは「セクシー美を自制しようとした。振り付けもシンプルにしたが、セクシーだとよく言われた」と笑って「無理に表さなくても自然ににじみ出てくるのが私たちの長所だと思う」と話した。

Nine Musesは2010年にデビーし、今年でデビュー6年目を迎えた。メンバー交代など紆余曲折が多かったが、今年1月には新メンバーのソジン、クムジョが加わり活動している。インタビューの間中、互いにいたずらをし合い笑いが絶えないほどチームワークが良い。成績に対するストレスがないはずはないが、この6年をよく耐えてきた。そして今後もうまくやっていくだろうと信じている。「周りから「Nine Musesはいつ人気が出るの?」って言われます。本当に一日に何チームかずつアイドルが出ては消えてゆきます。この中で6年を耐えたということだけでも大きな成果だと思いますし、これまで積み重ねてきたことが光を放ったようです」(ミナ)

「すごく辛かったと思うし、いつも感謝しています。お姉さんたちが機会を与えてくれて耐えてくれたので、チームがこれまで来ることが出来たと思います。チームがもっと上手くいくよう個人的な力量を積みたいです。」(クムジョ)

「ガールズグループの不和がなぜあるのか気になる。解決してあげたいです。一歩ずつ引けばいいと思います。たぶん皆、欲があまりにも大きいからそうなるのかなと思います。実際考えてみると、グループのためにすることじゃないですか。Nine Musesがここまで来ることが出来たのは、メンバーの心がきれいだったからです。互いに信じ合って支え、頼ることが出来たからこれまで来ることが出来たんです。視野が狭くなれば自分がしたいことが小さくなって疲弊します。視野を広げるほどさらに人情に厚く誠実になるように思います」(イユエリン、ソンア)

新アルバムの準備をしながら互いを励まし、覚悟も新たにした。一生懸命準備した分、反応も良い。タイトル曲『Sleepless Night』は、降り注ぐ新曲戦争の中でも音源チャートの上位圏に進入し、人気を集めている。「今回の曲で大衆にもっと近づきたい」というNine Musesは、さらに一歩前に進んだ。[写真=スター帝国]