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     『息子』 (아들)     
[映画鑑賞前]
俳優の好感度 ★★★
予告編の好感度 ★★

『拍手する時に発て』以来、2度目のタッグを組んだチャン・ジン監督とチャ・スンウォン。チャン・ジン監督がとても好きなので、この『息子』にも大いに期待をしていた。期待に胸を膨らませて映画を見たが、最後まで大した感慨もなかった。しかし映画館を出た瞬間、胸が高鳴る感じがした。何か大きなショックを受けたとか、興奮したのではない。ただ温かな感じがしたと言うべきだろう。
映画のストーリーは、殺人無期懲役で収監中の父親(チャ・スンォ)に、国から思いがけない1日の休暇が与えられる。一番先に思い浮かんだのは息子、記憶もおぼろげな息子に会いに行く。覚えているのは赤ん坊の時、自分の指より小さかった息子の手を握った感触だけ…父親は息子に何を言っていいか分らず、新世代が使う言葉を練習して息子の通う学校に迎えに行く。息子の行動一つ、言葉一つにソワソワする父親。自分が殺した人の顔を思い出すかと聞かれ、やみくもに息子のふくらはぎを叩いて、体が不自由になっているかと心配したと…。それだけ覚えているという父親。そしてその話に息子は、自分だけを愛して欲しい、ずっとこうやって愛して欲しいと、とんちんかんな答えを返す。一日中互いに話はしないが、目で互いの愛情を感じる父子の悲しい物語である。

映画『息子』は、特有のセリフと温かな映像、随所に散りばめられたコミカルなタッチで、ともすれば悲壮で暗くなりがちな内容を気楽にひも解いている。またチャ・スンウォンとリュ・ドクファンの役になり切った演技は、拍手を送るほどである。そして映画でよく使われるナレーション技法は、まるで誰かが横で映画の物語を聞かせてくれるように気分を落ち着かせてくれる。映画は悲しみで観客の涙を誘わない。また急に観客を激しく責め立てもしない。ただ静かにこの父子を、彼らの心を見て欲しいと語っている。チャン・ジン監督の映画『息子』は、観覧客をして心を冷ややかに、また温かくしてくれる映画である。

[鑑賞後]
俳優の好感度 ★★★☆
映画の満足度 ★★★★




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