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チャ・スンウォン(차승원)



映画『古山子 大東輿地図』(監督カン・ウソク)は、人生を賭けて自分の信念を貫き通した一人の人間の物語。 この作品は、韓国の歴史上最高の地図を作った“地図作り”の物語と見ることもできるが、また別の面から見ると、皆が狂ったと言う事にとりつく人間が、傷つきながらもしっかり進むその歩みの物語でもある。

俳優チャ・スンウォン(46)は、こんな“古山子キム・ジョンホ”を誰よりも深く悩んだように見えた。 “キム・ジョンホ”を演じる俳優として当然のことでもあるが、彼の苦悩は単純に1編の映画のどんなキャラクターをどのように演じるかにだけ局限したのではないという点で、とても深く見えた。

チャ・スンウォンは「人間キム・ジョンホを演じようと思った」と、話した。 彼はまた、今後の生き方について、そしてちゃんとした人生について、自分より周りを考える人生について語った。 チャ・スンウォンのこのような言葉は『古山子 大東輿地図』が描くキム・ジョンホの姿、彼がこの作品について悩みと向かいながら、何らかの“真正性”を作り上げたようだった。

-キム・ジョンホが何故地図にこれほど執着するのか、説得力に欠けるという指摘もある。 キム・ジョンホを演じた俳優として、この批判についてはどう思うか。

「そう見えるかも知れない。 だが、全てを説明することはできない。 そうすれば小枝がとても多くなる」

-原作者のパク・ボムシン作家も、カン・ウソク監督も、キム・ジョンホのような人間が必要だと言った。 俳優としてキム・ジョンホのような人間というのは、どんな人間だと思うか。

「最近、私の大きな関心事は、私の周りを見つめること。 以前は、私がうまくいっているから、私に直接の被害が無いから、周辺には気を使わなかった。 でも、私も年を取るにつれてだんだん私の周りの社会を見るようになった。 私の周辺が気楽なら私も気楽。 キム・ジョンホは、そんな点で意味があると思う。 彼が何故、地図を木版で作ったのか。 それは人々が見ることができるようにしたのではないか。 この人の記録が何故残っているのか。 それはキム・ジョンホ先生が既得権層に付いて自分のことだけを考えた人間ではなかったからだ。 誰でも欲があるが、それをしまっておいて周りの人々のためを考えた。 そうすれば、その愛がまた自分にブーメランのように返って来る、だからキム・ジョンホのような人間が必要だと言われている」

-別の話しをしよう。 『三食ごはん』などのバラエティはうまくいったが、最近映画は多少不振気味という指摘があった。 それはどう思うか。

「(笑い)結果論的だ。 『三食ごはん』が人気を博しているから、上手くいったと言うのだ。 あの番組が上手くいくと、だれが思っただろうか。  映画も同じ。 もし、この作品がヒットすれば、ヒットすると思っていたという話が出てくるだろう。 以前には、きちんと計算して考えた。 正確な計画を立てて動こうとした。 今は、演技よりは自分が生きることを重視している。 だからと言って演技について悩みが無いのではない。 私は俳優だから、馬鹿でないかぎり、演技に対する欲はいつもある。 だが、あまり深くは考えず、気を使い過ぎないようにしている」

-この映画、この演技、チャ・スンウォンのフィルモグラフィーでどんな意味があるのか。

「そんなことも全部余計なこと。(笑い)演技を上手くやりたい気持ちは、どの俳優も同じ。 最近は、そんなことよりも『ちゃんと生きていきたい』という考えもしょっちゅうする。 私がちゃんと生きれば、演技ももっと良くなるだろう。 現実が演技の滋養になるから、そうして演技を続けていく」