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ソン・ガンホ


俳優ソン・ガンホが映画『密偵』撮影中、臨時政府庁舍で胸に重い負担感を抱いて帰ってきた記憶を語った。日本統治時代の独立闘士、そして彼らと日本警察組織の間で瞬間瞬間に生涯を懸けた決断を下さなければならなかった主人公に扮したソン・ガンホは庁舍を振り返って特別な感慨にふけるしかなかった。

8月28日、ソウル三清洞のあるカフェで映画『密偵』(監督:キム・ジウン、制作:映画社グリム、ワーナー・ブラザーズ・コリア)の公開を控えたソン・ガンホのラウンドインタビューが行われた。

『密偵』は1920年代末、日本の主要施設を破壊するため上海から京城に爆弾を持ちこもうとする義烈団と、これを追う日本警察の間の息詰まる暗闘や懐柔、撹乱作戦を描いた作品。劇中、ソン・ガンホは朝鮮人の日本警察官イ・ジョンチュル役を演じた。

映画の完成版を見た感想について質問するとソン・ガンホは「日本統治時代を背景にしたドラマや映画がこれまでなかったはけではなかった」とし「撮影する時も映画を見る時も、ある新しい世の中について語るという感じよりは、どんな視線でその時代を眺めているかどうかを考えた。そうした点でキム・ジウンという人の差別化した視線を見ることができたし、それが『密偵』の魅力、独創性ではないかと思った」と答えた。

日本統治時代という時代的特性は『密偵』という映画に欲が出た要素でもあった。「俳優として幾多の素材、背景に接する」と語り始めたソン・ガンホは「(出演には)そんなに軽くない時代に対する脅威感が占めていた。負担になることで作用することもあるが、それに対する脅威感があるから不足だけど挑戦して見たかった」と告白した。

上海で撮影した『密偵』での俳優と監督、制作者は誰が先にということなしに臨時政府庁舍を訪問した。ソン・ガンホは「俳優が互いに約束もしてなかったが、誰とはなしにばらばらと上海臨時政府庁舍に行った」と当時を回想した。

満足感より先に群がってきた負担感は一気にソン・ガンホの心を包み込んだ。自らを振り返って「こんなに雄大な物語を描くほど心の準備ができたのか考えさせされた」と答えた彼は「それだけその時代が与える重み、脅威感があるよう。多分どんな俳優もそうだと思う」と語った。