Home > エンターテイメント > スターインタビュー > ハ・ジョンウ(하정우)

ハ・ジョンウ(하정우)



崩壊したトンネルの中に閉じ込められても、ずうずうしく居られる人物を演じられる俳優は、誰がいるだろうか。 その俳優ではなく、別の誰かでは上手く想像できない役がある。 映画『トンネル』のイ・ジョンスが、そんな人物だ。

イ・ジョンスは、車を運転してトンネルの中を走っている時、突然崩壊したトンネルの中に閉じ込められた。 彼は、それにもかかわらず肯定的な考えを捨てなかった。 もちろん、1週間後には必ず生きて出られるという希望があったからだが、水が無くなったら小便を飲めという救助隊長の言葉に「あなたは飲んだことがあるのか」と訊くキャラクターは多くは無い。

俳優ハ・ジョンウ(38)にとってイ・ジョンスは、オーダーメイドのような役。 彼の演技が良くなかったことは無いが、『素敵な1日』(2008)、『ビースティーボーイズ』(2008)、『ラブ・フィクション』(2012)などで見せてくれたハ・ジョンウ特有のジョークを観客は特別に好む。 ハ・ジョンウは、『トンネル』を含む作品で務めたキャラクターについて「普段の私と似た人物」と、話す。

ハ・ジョンウは、実際に自分がこのような災難に遭ってもジョンスのように言うだろうと、語った。 彼は「私の人生の態度がそうだ。 良くないことがあって深く悩む時は、酒を飲んで苦しまない。 却って、ジョギングをしたり1日中ランニングマシンで走る。 そして寝て起きれば、頭がすっきりする」と、打ち明けた。

この映画にはハ・ジョンウのアドリブが多いのは事実だが、そうだといって自由に演技したのではない。 普段ハ・ジョンウは、正確に計算された演技をすることで知られている。 彼は感情の振幅を明確に表すためにグラフを書き、その線からはみ出さない範囲でハ・ジョンウ自信を引き出す演技をした。

『トンネル』でハ・ジョンウの演技が引き立つのは、単純に彼がアドリブで観客を笑わせるからではない。 彼のこのような演技が、映画の空気となり、映画が伝えようとする主題儀式を一層鮮明に現す役割をするからだ。