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チョ・インソン「『その冬、風が吹く』の人気、助かったと思った」
8年ぶりにお茶の間劇場に帰ってきたチョ・インソンは、ドラマのタイトルのようにブラウン管にしっかりと風を追い込んできた。2005年の『春の日』以来、8年ぶりにノ・ヒギョン作家の新作『その冬、風が吹く』でお茶の間劇場に復帰したチョ・インソンは、冷たい冬のブラウン管に暖かい春の風を吹き入れた。『その冬、風が吹く』はチョ・インソンの軍除隊後初の復帰作という点でも話題となった。

軍除隊後すぐに映画『拳法』の撮影を待っていたチョ・インソンだったが、続く撮影の遅れのせいで仕方なく復帰を延ばすこととなった。自然に広告以外ではチョ・インソンの姿も見ることが出来なくなった。そんな時にチョ・インソンが選択した作品が、ドラマ『その冬、風が吹く』だった。成功的に復帰を知らしめたチョ・インソンの最初の言葉は「よかった」だった。

「「よかった、助かった」って思いました。正直申し上げれば「また次の作品が出来るだろう」って思っていました。それが正直な気持ちです。でも作品をしない間に心配して下さる方

も多かったので、自分がすごく世間の事を知らないで過ごしていたのではという気にもなりました。もちろん自分の井戸に閉じ込もって大丈夫だよって過ごすことも出来たんですが、多くの方が心配して慰めて下さったので、どんな作品で演技すべきかその考えが一番大きかったように思います。『拳法』に申し訳ないです。全ての罪を被せているようで」

最初から休んでからやろうという考えではなかった。チョ・インソンは誰よりも早い復帰を望んでいた。そのため除隊前からすでに復帰作として『拳法』を決定していた状態だった。しかし状況は予想も出来ないところに流れていった。『拳法』は様々な事情で製作が今日、明日と延びていき、チョ・インソンの復帰も際限なく延ばされていった。

約束のない空白期にチョ・インソンを取り巻く無数の噂が注がれた。しかし一番もどかしかったのはチョ・インソン本人だった。「ドラマをしたくてもすでにラインナップが決められて
いる状態で、私が到底出演出来る方法はありませんでした。自分の状態をそのまま見せられるだけの、また自分が同化出来る作品がなく、無理にすることもできませんでした。長考の末に悪手を打つって言うように、悪手を打つ可能性が大きいと思ったので単に長考しようと思っていました。そんな時にノ・ヒギョン作家が会おうとおっしゃったので会ったんですが、『その冬、風が吹く』をしない理由はありませんでした。それでGOを選択しました。私はGOと決めたら絶対に迷いません。選択するのが難しいだけで、もう選択してしまったら進みます」
劇中でオ・ス役として視聴者はもちろん、相手役のソン・ヘギョまで“オ・ス病”にハマらせたチョ・インソンは、注がれる好評に笑いを隠すことが出来ないながらも、最後まで謙遜さを忘れなかった。ソン・ヘギョと完璧な息を合わせ、お茶の間劇場を笑いと涙でいっぱいにしたチョ・インソンの演技秘訣は“計算のない演技”だった。

「手を使うと欲が見えるので、手を使うべきではないと思いました。手を使わないというのは、私がここでどう見せなければならないっていう欲がない気持ちだったということです。ノ作家の作品なので、さらにそんな気持ちでした。ノ作家の作品では私が無理に欲を出す必要もありませんでした。皆名分のあるキャラクターなので。それでさらに(ソン)ヘギョとケミ(ケミストリーから由来した言葉で、男女の仲が調和が取れていてお似合いだという事を意味する新造語)がよく見えたというのもあると思います」

長い休息の末に成功的に復帰を知らせたチョ・インソンは、最後まで謙遜しウイットに溢れていた。しかし自身の考えを話す時には、はばからない。正直でありながらも温かい俳優、チョ・インソンが愛される理由だ。