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タクシー運転手、1980年5月に…光州行きの客を乗せる
何としてでもタクシー代を受けとらなければならないマンソプの機智により検問を突破やっと入った光州。危険だからソウルに戻ろいというマンソプの引き止めにもペーターは大学生ジェシク(リュ・ジュニョル)とファン運転手(ユ・ヘジン)の助けてもらい撮影を開始した。だが、状況はますます深刻になり、その日の惨状を目撃することになる。

映画『タクシー運転手』のモチーフは、韓国の民主化に寄与した功労で2003年に第2回ソン・ゴンホ言論賞を受けたドイツのジャーナリスト、ユルゲン・ヒンツペーターの受賞コメントが掲載された新聞記事の一行だった。

ドキュメンタリー『岐路に立つ大韓民国』で戒厳下の厳重な言論統制を突き抜けて唯一、光州を取材して全世界に5.18の実状を知らせたユルゲン・ヒンツペーター(Jürgen Hinzpeter, 1937~2016)。そして、光州のど真ん中にユルゲン・ヒンツペーターを乗せて行った普通の小市民で、その彼でさえ、ついに再び探すことができず、匿名の存在として残ったキム・サボク氏をスクリーンで蘇らせた。彼らが、光州まで行く道、光州で出会った人たち、そしてその過程でタクシー運転手の心の道中を追う映画は、実在していた二人の視点が持つ生々しさで、1980年5月の光州を人々の物語を描き出した。

マンソプとペーターは共通した人間の道理に忠実だった。タクシー代を受けとったから客を目的地まで無事に乗せて行かなければならないというマンソプの道理と、隔離された光州で行われていることを知らせなければならないというペーターの道理から映画は出発する。彼らに会った光州の人たちも同じだ。家長であり父親である小市民のタクシー運転手ファン・テスル(ユ・ヘジン)と、普段から運動圏でもなかった平凡な光州の大学生ク・ジェシク(リュ・ジュニョル)。良心と常識、人間の道理面で彼らは、自分ができることをする。悲壮な使命感や信念という前に人がやってはならないことに立ち向かって、人として自分がすべきことをしただけだ。

俳優:ソン・ガンホ、トーマス・クレッチマン、ユ・ヘジン、リュ・ジュニョル、パク・ヒョクグォン
監督:チャン・フン
制作:ザ・ランプ
配給:ショーボックス

1980年5月、光州には彼らがいた。

タクシー運転手マンソプ(ソン・ガンホ)は外国人観光客を乗せて光州に行って通行禁止前に帰ってきたら、溜まった家賃を支払うことができる大金10万ウォンをくれるという言葉に、ドイツ人記者ペーター(トーマス・クレッチマン)を乗せて英語も分からないまま出発した。
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