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記録も、名誉も、補償もない胸が熱くなる挑戦、映画『ヒマラヤ』
2016年、韓国での新年の挨拶は「映画ヒマラヤを見ましたか?」だ。それほど映画『ヒマラヤ』は韓国社会で大きな話題になっている。2015年12月に公開されてからまだ一カ月経っていないのに、すでに観客動員数800万人を突破している。

先月13日放送されたMBCバラエティ情報番組『セクションTV芸能通信』で、映画『ヒマラヤ(The Himalayas、2015)』で登山家オム・ホンギル隊長を演じたファン・ジョンミンのインタビューが放送された。この日、ファン・ジョンミンは「撮影日程の関係で、痛くても痛いふりをすることができなかった。本当は高山病にかかったら下山しなくちゃいけないのに」と吐露した。そして「序盤は旅行しているような気持ちだった。だけど日が経つにつれて『これは旅行ではない』と思った」と明らかにした。特にファン・ジョンミンは映画『ヒマラヤ』撮影最後の日に涙を流し、注目を集めた。これについて、ファン・ジョンミンは「若い頃、初めて演劇をした時は泣いたが、映画撮影が終わって泣いたのは初めてだ」と話した。

主演のファン・ジョンミンのインタビューからも分かるように、映画『ヒマラヤ』は出演者や観客も涙なしでは見ることのできない感動の映画だ。実話をもとにした映画『ヒマラヤ』は、制作段階で多くの困難があったという。現地オールロケに対するプレッシャーもあった。海抜4200メートルを越える雪が積もった環境での撮影は、多くの危険を伴うからだ。撮影当時、出演俳優は演技ではなく、生きるために闘わなければならなかった。またシーンによっては、俳優が命懸けて撮影に臨んだ瞬間が映画『ヒマラヤ』には収められている。映画撮影は無事行われ、そして無事公開された。

この映画のクライマックスは、海抜8,750メートルのヒマラヤ、エベレストで死を迎えた同僚の遺体を収容しに向かう遠征隊の感動的な話が繰り広げられるシーンだ。人間が近づくことを許されなかった神の領域に眠っている人々。彼らを忘れることができない山男。記録も、名誉も、補償もない胸が熱くなる旅!映画のエンディングで鳴り響く声楽家チョ・スミの『あなたのいない日』が、巨大なヒマラヤの雪に覆われた渓谷を背景に、私たちの胸にも吹き荒れる。

エベレスト登山中に死亡した故パク・ムテク隊員の遺体を収拾するために、再び登山に挑んだ山岳人オム・ホンギル隊長と遠征隊の物語を描いた作品が、大韓民国を感動の渦に巻き込んでいる。

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