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『マダム・ペンドク』 欲望に出会い、毒気を抱く!
欲望に出会い、毒気を抱く!
孝のテキスト『沈清伝』を欲望のテキストとして鮮やかに呼び出す!『マダム・ペンドク』
青春のアイコン、泣ける純愛の主人公、そしてアクションヒーローとして我々が知っているチョン・ウソンは忘れろ!


彼が毒々しく妖しくなる!俳優チョン・ウソン初の痴情ロマンス『マダム・ペンドク』。韓国映画史で観客の脳裏の中にこれほど多くの名シーンを残した俳優も、また様々なジャンルで演じた俳優もそうはいない。

若者の成長読本としての座を掴んだ『ビート』や『太陽はない』で何も持っていないことが哀切な瞬間の美しさ、青春の代名詞となった。また自分を愛していた記憶さえ失っていく妻の傍らを至高至純な愛で守る『私の頭の中の消しゴム』で韓国はもちろん、アジアの観客の涙腺を思う存分刺激した。そして韓国映画のアクション名シーンを回顧すると、必ず言及される『武士』や『グッド・バッド・ウィアード(原題:良い奴、悪い奴、変な奴)』、そして最近作の『神の一手』まで。

彼は男性的な美しさの極限を見せ、アクションジャンルの独歩的なアイコンとなった。逃してしまった愛を惜しみ再び不器用にその愛を掴もうとする会社員を演じた『きみに 微笑む雨』で、アイコンを超え人間なら誰もが経験してきた傷や感情腺もまた見事に描き出した彼は、『監視者たち』で悪役への変身も成功した。これ以上我々が彼から何をさらに期待すべきなのか分からないほど、作品毎にはっきりとしたイメージを刻んできた俳優チョン・ウソン。

彼が『マダム・ペンドク』で初めて毒々しく、妖しくなる。初の露出演技を越え、二十歳の娘を愛し冷酷に捨てることで彼女の人生をことごとく破壊してしまう悪い男、チョン・ウソンに出会うことは観客にとって初の経験だ。成功、金、女。欲望に目がくらんだハッキュ。乙女だったドギを愛した8年前と、悪女セジョンがドギという事実を知らないまま目がくらみ彼女に依存する8年後の姿まで。『マダム・ペンドク』は彼の新しい姿を見る発見の楽しさを贈る。
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乙女から悪女まで!純粋な愛から執拗な復讐へ!
ファムファタールの典型を脱皮し、韓国映画の女キャラの新しい幕を開く!『マダム・ペンドク』


『沈清伝』で悪行ばかりが目についていた悪妻の代名詞。具体的な性格はなく、設定だけがあったキャラクターがペンドク母さんだ。彼女は初めから悪女だったのだろうか?彼女はどんな理由で悪女になったのだろうか?

“女”として一個人が持つ性格や欲望以前に“娘”としての犠牲、その美徳を一方的に強調する保守的なテキスト『沈清伝』で、最も機能的に使われ冷遇されたキャラクターであるペンドク母さんへの疑問符から始まった『マダム・ペンドク』は、悪女はどのように誕生するのか?の過程を、剥製された“ペンドク母さん”ではなく新鮮で立体的な女性キャラクター“ドギ”を通じて見せてくれる。

出口なしに閉ざされている、住民全体が互いに知っているもどかしい日常に都市の空気を吹き入れ、別の人生の姿を見せるハッキュに抵抗出来ない初恋を感じ、その恋に心と体を開いた乙女。愛のために欲望に目がくらみ、その二つが同義語だと信じていた純粋で明るい存在が、捨てられた後に当初の愛に純粋に執着する瞬間、乙女は悪女に変わり始める。誘惑に熟練し、女性性を戦場の武器として活用する方法を知っている妖艶なファムファタールキャラは珍しくないが、ジャンル映画に必ず必要な付属以上は自分の声を出したことのない韓国映画の女性キャラクター。

『マダム・ペンドク』のヒーローである“ドギ”は自分の意志で計算なしに愛すが、その愛に裏切られるや愛に注ぎ込んでいたエネルギーをそのまま復讐に移し、緻密に計画し実践に移す。乙女と悪女がキャラクターの発展線上に置かれた同じ人物であり得ることを鮮やかに立証する新しい女性キャラクター、彼女が『マダム・ペンドク』の“ドギ”だ。
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