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大韓民国の平凡な主婦の実話756日間の記録『家に帰る道』
2004年フランスのオルリー空港で麻薬犯に誤認された大韓民国の平凡な主婦の衝撃的な実話

『ユア・マイ・サンシャイン(原題:君は僕の運命)』『私たちの生涯最高の瞬間』『トガニ 幼き瞳の告発(原題:トガニ)』など、実話を基に観客にリアリティのあるメッセージと感動を贈ってきた話題作に続くもう一本の映画がやってくる冬、大韓民国を強烈に鷲掴みする予定だ。

12月に公開を控えた『家に帰る道』は2004年10月30日、フランスのオルリー空港で麻薬運搬犯に誤認され、大西洋を渡った離れ島マルティニーク刑務所に収監された平凡な韓国人主婦の実話を描いた作品。韓国から飛行機で22時間の距離、大西洋を渡って12,400キロの地球の反対側に位置する馴染みのない他国の刑務所で裁判もなく2年という長い時間の間、悪夢のような日々を過ごした一人の女性が経験した衝撃的な事件は、観客の歓心を引きこすのに充分だ。

パン・ウンジン監督は「映画よりもっと映画みたいな事件が起きているのが現実だ。当時、記事で実際の主人公の事情に接したが、一体どうしてフランスの刑務所に閉じ込められることになったのか関心がつきなかった」と事件の映画化のきっかけを明かした。事件を扱った報道ドキュメンタリー番組はもちろん、事件の年譜、実話の主人公が直接書いた日記を参考にするなど、映画のリアリティを活かすため苦心したというパン・ウンジン監督は「実際の人物の心境や背景などを理解することが優先だった。そして何よりその当時の社会的雰囲気とどのようにつなぎ合わせて表現するのかが、事件を映画化することにおいて最も大きな課題だった」と話し、作品の深さを垣間見させられた。
絶頂の演技力“チョン・ドヨン”と大衆を鷲掴みにするアピール力“コ・ス”の共演

『ユア・マイ・サンシャイン(原題:君は僕の運命)』『シークレット・サンシャイン(原題:ミリャン)』『ハウスメイド(原題:下女)』など様々な作品で国内有数の映画賞で主演女優賞をかっさらい、2007年カンヌ映画祭では主演女優賞まで手にした世界が認めた演技派女優チョン・ドヨン、評壇と観客の愛情を一身に浴びている韓国映画界の宝のような存在の彼女が、『家に帰る道』で再び深さのある内面演技を繰り広げる。

英文も分からず一言も通じないフランスで麻薬犯に誤認され、大西洋を渡った離れ島マルティニーク刑務所に収監された平凡な主婦ジョンヨン役を演じたチョン・ドヨンは「最初この実話事件に接してとても胸が痛かった。国民の一人として胸に深い響きがあった」とし「一言の言葉も通じない馴染みのない場所で経験する辛く厳しい道のりをリアルに描き出すためキャラクターに完全に没頭しようと努力し、実際にも撮影の間中、精神的、肉体的な苦痛を身をもって感じなければならなかった」と伝えた。

2004年に大鐘賞映画祭で新人男優賞を受賞した『サム』でデビューし、『超能力者』『高地戦』『ばんそうこう』そして最近人気裏に放映終了したドラマ『黄金の帝国』まで、様々な作品でアピール力の強い眼差しとカリスマあふれる演技力で大衆を鷲掴みにするコ・スが、『家に帰る道』で破局的な演技変身を試みた。

大西洋を渡った離れ島の刑務所に収監された妻を救うため必死に世間に訴えるジョンベ役を演じたコ・スは、大韓民国の平凡な家長の姿を表現するためにわざわざ体重を増やして整えられていない荒々しい外見を披露するなど、既存の彫刻美男のイメージを脱ぎ捨て飾り気のない小市民の姿を完璧に表現しきった。コ・スは「異郷の地に一人離れた妻とどこにいるのか連絡さえつかないジョンベが経験する極度の感情を引き出す長い道のりの間、私も感情の極限を感じながら打ち勝たねばならなかった」と感想を述べた。
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