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     イ・ムンシク(LeeMoonSik. 이문식)     





イ・ムンシク(LeeMoonsik. 이문식)

〔プロフィール〕
生年月日:1967年11月13日生まれ
特技:パンソリ、全羅道方言駆使
家族:妻=演劇俳優チェ・ヘウォン

〔映画〕
2012年『ミスGO 』
2011年『平嬢城』
2010年 『家を出た男たち』
2006年 『フライ・ダディー』『コン・ピルドゥ』『殴打誘発者たち』
2005年 『喧嘩の技術』『公共の敵2』『マパ島』
2004年 『達磨よ ソウルへ行こう』『犯罪の再構成』『オッケドンム』
2003年 『オー!ブラザース』、『人生の逆転』、『黄山平野』
2002年 『恋愛小説』『公共の敵』『血も涙もなく』
2001年 『達磨よ遊ぼう』『贈り物』
1999年 『幸福な葬儀屋』
1997年 『ビート』

〔ドラマ〕
2009年 KBS 『男の物語』
2006年 SBS 『101回目のプロポーズ』
2003年 MBC 『タモ(茶母)』

ワンシーンしか登場しない端役から始め、2006年5月11日に公開される映画『コン・ピルドゥ』の主役になるまで。イ・ムンシクのフィルモグラフィーに何編の映画があるのか、本人も周辺の人々も知らなかった。それほど無我夢中の青春だった。大学路の演劇から出発し、堂々とした忠武路の主演俳優に成長したイ・ムンシク。彼が話す彼の人生は、実際映画『コン・ピルドゥ』より面白かった。

映画『コン・ピルドゥ』忠武路初の主演作
全北淳昌で11代目の跡継ぎとして生まれたイ・ムンシク。彼にかけられた家の期待は少なくなかった。学生時代、貧しい家の跡継ぎとして家門を再しようと陸軍士官学校に志願した。しかし慣れないソウルに上京して、睡眠不足から体力測定を通過できなかった。航空大に願書を出した。制服が着たかったからである。しかし自分が夢見ていたものとは違っていた。浪人時代に塾で出会った友達の勧めで、漢陽大学の演劇映画科に進学した。演劇映画科に進学すればタレントやPDになれると思っていた。87年、大学街はイ・ムンシクの血を煮えたぎらせた。世間に騙されて生きてきたような気がした。火炎瓶を持って通りに飛び出した。科では伝説となった。軍除隊後,復学した学校には自分を知っている後輩が多かった。

その後輩の一人が現在の知人になるとは、当時は全く予想できなかった。はからずも立ったマダン劇が人生の転機になった。人々の前に農夫役で登場し、滔々とパンソリを打った。喜悦を感じた。それから見境なく演劇にだけ打ち込んだ。当然家人には後ろ指を指されたが、彼は演技に対する愛情から天職の演技を諦めることができなかった。しかし誰かが演技に対して知ったようなことを言うと我慢ならなかった。酔っている時にそのようなことを耳にすると、胸倉を摑みに行った。大学路時代、イ・ムンシクに関する噂は、そうやって作られた。年俸300万ウォンの貧しい演劇俳優。生きるためにあれこれ頭を悩ませた。映画の出演はそうやって始まった。エキストラから始めて少しずつセリフが増えていった。ソル・ギョング、アン・ネサン等、学校の先輩が映画界への進出したこともきっかけになった。悲しみも少なくなかった。しかし徐々にイ・ムンシクの下を訪れる人々は増えていった。『SPYリー・チョルジン〜北朝鮮から来た男〜』『公共の敵』『達磨よ遊ぼう』『オー!ブラザース』『黄山平野』など。そうしてテレビドラマ『茶母(チュオクの剣)』に出演した。故郷の大人たちはそれ以上後ろ指を指さなくなった。むしろ握手を求めてくるようになった。

素直なこと、人の話を傾聴する俳優の徳目
『コン・ピルドゥ』の小市民刑事コン・ピルドゥ。自分と似ていた。特別な取り得もなく、周辺の人の言葉をよく信じる。映画で父親の仮病を一度も疑うことがない。実際のイ・ムンシクもそうである。素直で他人の言葉をよく信じるという。ソウル駅と高速バスターミナルで何度も詐欺に遭った。しかしその素直さで忠武路の主演を務める、ここまで来た。『コン・ピルドゥ』以外に、今年彼には映画『殴打誘発者達』『フライ・ダディー』、そしてドラマ『101回目のプロポーズ』が待構えている。忙しいスケジュールを過ごし、イ・ムンシクは何を考えているのだろうか。酒を数杯飲み干した彼は、「前のように切実に物悲しく(演技を)している感じがしない」と語った。茶母廃人と呼ばれたファンは、彼に“初心”という言葉が刻まれたキーホルダーをプレゼントした。最近になり「その初心を忘れているのではないか?」と、自らを省みることが多くなった。わずか3〜4年前とは想像もできないくらい変わってしまった自分の位置が、時には不安である。高く上るほど人は人の意見を聞かなくなる。自分が優れているからそこにいると信じているからである。しかしイ・ムンシクには、弱点でもあり、強みでもある人の言うことをよく聞くという素直さがある。それが忠武路の主演俳優の座に彼を引き上げた。その場所に執着せずに、演技にだけ専念すること。そう忠告する周辺の人々の言葉を、彼は胸に刻み込んでいるだろう。それがまさしく俳優イ・ムンシクを作った底力だからである。
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