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誠実な国のアリス(Alice In Earnestland)
この映画は、2015年に青龍映画祭で主演女優イ・ジョンヒョンが主演女優賞を受賞してから知られた特別なケース。

低予算映画でインディーズ映画のため、制作初期から困難なことが多かったため、人々の記憶から消えていた作品だった。  主演女優のイ・ジョンヒョンは、この映画のシナリオを初めて読んだとき大泣きしたそうだ。 そして、出演料無しで出演することを決め、予算に苦しむスタッフらのために食事の一部を負担した。 この映画は、紆余曲折の末に誕生したのだ。

未来の幸福のために、誠実に生きて行く一人の女性が徐々に奈落に落ちて行き、幸福でないストーリーだが悲しいだけではない。 時にはコミカルに、時にはシニカルに。

誠実な国のアリスが告白する。
「ごめんね、だから私が殺すのを理解して。 私はただ幸せになりたいだけなの。 私、これでもスペックはいいのよ。 自慢じゃないけど資格が14? 子供の頃から手先が器用だったの。 でもコンピューターに仕事を取られちゃった。 それでも運よく就職して、愛する夫と出会って。 そして2人で暮らす家を買うことにしたの。 寝る間も惜しんで、仕事を2つも3つも掛け持ちして頑張った。 でも、どんなに頑張っても借金は増えるばかり。 そしたら、借金をいっぺんに清算できるチャンスがやってきた! なんで幸せをじゃまする人々がしょっちゅう現れるの? これから私の器用な手を別のことに使うの。 これ以上被害者にはならない!

この映画は5放(5つの事を放棄する)世代の物語を淡々と展開していく。 恋愛、結婚、出産、人間関係、自宅購入を放棄しなければならない20代30代の悲しい自画像を見せてくれる。

一生懸命生きても幸福になれないこの世に、彼女が復讐の刃を向ける痛快さが始まる。

映画『誠実な国のアリス』は、インディーズ映画の勝利を見せてくれたコミカルな残酷劇だと、人は言う。 新鋭アン・グクジン監督の演出力と女優イ・ジョンヒョンの名演技が観賞できる2015年最高のインディーズ映画だ。 

監督:アン・グクジン
主演:イ・ジョンヒョン
助演:イ・ヘヨン、ソ・ヨンファ、ミョン・ゲナム、イ・ジュニョク

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