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   じーにょの韓国ドラマ雑感    
「大望」SBS特別企画
2002.10.12〜2003.1.5 放送
キャスト ハン・ジェソク、チャンヒョク、イ・ヨウォン
パク・サンウォン、チョ・ミンス、パク・ヨンギュ
ソン・イェジン、イム・ヒョンシク、チョ・ヒョンジェ
キョン・ミリ、ユ・ソン、ヤン・ジヌ、ホン・ギョンイン他




 NHK BS2で放送中の「宮廷女官チャングムの誓い」が、好視聴率を記録しています。なんでも「冬のソナタ」が初めてBSで放送された時の2倍近くの視聴率を獲得しているんだとか。私の母も、小学生の姪も「〜チャングム〜」にはかなり夢中になっていて、今一番楽しみにしているドラマだと言いながら、私に「この先チャングムはどうなるの〜?」と聞いてくるほどです。韓国ドラマブームと言われてから2年近くが経過し、ブームもいつ去るかと言われて久しいですが、おしゃれなドラマではない、純愛ものでもない、イケメン俳優が主役でもない、しかも歴史ものの「宮廷女官チャングムの誓い」が日本のファンに受け入れられていることは、やはり韓国ドラマにはただの一過性のブームだけでは終わらない魅力がある、と言えるのではないか、と思うこの頃です。

 さて、前置きが長くなりましたが今回のテーマは「大望(テマン)」です。「大望」は、朝鮮時代を舞台にした血の繋がらない兄弟の葛藤を描いた物語で、あの名作「砂時計」の脚本家ソン・ジナと演出家のキム・ジョンハクのコンビが再び手を組んだことが放送前から大きな話題を呼びました。「砂時計」では善良な検事役を演じたパク・サンウォンが、富と名声を得るためには手段を選ばない”悪役”を演じる、ということも注目を集めました。

 その他のキャストも、このうえなく豪華です。主演のハン・ジェソクとチャンヒョクを初めとして、はかなげな雰囲気で男性たちから絶大な支持を受ける美女イ・ヨンウォン。愛らしさの固まりのようなソン・イェジンはなんと男装で登場します。最近、主役級女優に成長したユソンは、武芸の達人役でカッコよい剣さばきを見せてくれます。中堅俳優もパク・ヨンギュ、チョ・ミンス、イム・ヒョンシク、キョン・ミリ・・・と実力派揃い。韓国屈指の美男子俳優チョ・ヒョンジェは、この作品から注目されるようになり「ラブレター」の主演に繋がりました。そして今MBS毎日放送系列(関東地区はTBS)で放送中のドラマ「ヤ・ク・ソ・ク」で話題のヤン・ジヌのデビュー作でもあります。さらに、1話にあのチョ・インソンがゲスト出演しており、たった数分の登場にもかかわらず、野性的でセクシー光線を放って異様なまでの存在感をかもし出しているのも見逃せません。 
 
 しかし、ここまで強力なスタッフと豪華なキャストを揃え、さらにワイヤーアクションを駆使して映像にも力を入れながら、なぜかこの作品はあまり日の目を浴びませんでした。それはたぶん、時代劇だけに用語が難解、登場人物が多いうえに血縁関係が複雑で混乱する、決闘シーンが多く見るの疲れる・・・などの理由が挙げられると思います。最後まで見ると感動できるドラマなのですが、気軽に見られるドラマではなく、見る前に「今から本腰入れて、頭を使って、さぁ見るか〜!」という気合が必要なドラマなのです。

 ストーリーは、あらゆる手段をつかって一代で富を築いた商人パク・フィチャン(パク・サンウォン)のふたりの息子シヨン(ハン・ジェソク)とジェヨン(チャンヒョク)が、生き方と愛する女性ヨジン(イ・ヨンウォン)をめぐって葛藤を繰り広げるというものです。幼い頃から自分が実の息子ではないと知るシヨンは力だけを信じるようになって武芸の達人になり、明朗な優しい子に成長した弟ジェヨンに嫉妬し、やがて同じ女性を愛するようになって、シヨンのジェヨンに対する確執は深まってゆきます。ジェヨンはそんな兄シヨンを理解しようとするのですが、シヨンはジェヨンの声を聞き入れず、ジェヨンと愛し合うヨジンをも力ずくで奪おうとします。シヨンは悪役のようでもありますが、そこはハン・ジェソクが演じているだけあって、悪役の哀愁が漂い、とにかく美しいので憎めません。

 兄弟の確執のほかに、もうひとつの見どころとなっているのが、弟ジェヨンの成長過程です。優しいばかりで世の中を知らなかったジェヨンが、ある事件から村を追い出され、戻る場所がなくなって流れるうちに、世の中の矛盾を感じ、小さな力を集めて大きな志を実現しようとします。のほほんと生きていた青年が、さまざまな人々との出会いと、愛する女性に支えられ、力強い若者に成長していく過程がなんとも感動的です。作品のタイトルとなっている「大望」の意味は、このジェヨンの志の中に隠されています。演じているチャンヒョクは、それまではトレンディドラマの俳優というイメージでしたが、この作品を通じてジェヨンの成長と一体になって成長していたような感じを受けました。

 とにかく全体的に重い作品なのですが、特に初回〜4話までは見るに耐えないほど辛いシーンが多いです。4話では、ジェヨンの親友がジェヨンの起した事件が発端で捕らえられ、拷問の末に処刑されるのですが、処刑シーンはあまりに残忍で目を覆うほど。ジェヨンはその処刑を目の当たりにして気絶するのですが、見ている私も一緒に血の気が引きました。でも、ここまでで挫折してしまってはいけません。中盤以降は、「オールイン」のチスおじさんや「〜チャングム〜」のトックおじさん役でおなじみのイム・ヒョンシクが、特有の味のある演技で暗いムードを吹き飛ばしてくれるし、途中から麗しいチョ・ヒョンジェが登場して目を楽しませてくれます。情けなかったチャンヒョクもしっかりしてきて俄然面白くなってきます。・・・ですから「大望」を見るときは、4話までは耐えに耐え、「さぁ、見るぞ〜」と気合を入れながらなんとか中盤まで見つづけてください。そうなればもう最終回まで一気にスパート!ラストシーンではきっと、さわやかな感動を味わえることでしょう!
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