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■■■■■ じーにょの韓国ドラマ雑感35
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「彼女の家」MBC週末連続劇
2001年4月28日〜10月21日 放送
出演者:キムナムジュ、チャインピョ、キムヒョンジュ
イソジン、ユンテヨン、ホヨンナン、パククニョン
イヒョチュン、シムヤンホン、キムヘスク
パクウォンスク、ヒョンソク、イアヒョン
パクサンミョン、キムセジュン、チャンソヒ他 |



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第35回のコラムのテーマは前回のテーマのキムナムジュつながりで、彼女が主演したドラマ「彼女の家」です。このドラマはKNTVでは字幕なしで放送され、しかも50回と長丁場だったためか、見ていた方は比較的少なかったような気がしましたが、私は結構入れ込んだドラマでした。
韓国では土日に週末ドラマという枠があり、夜8時前後を中心に全50話前後のドラマが放送されています。その内容は、家族で見ても安心して楽しめるホームドラマが主です。おおかたは、男女が知り合って、結婚するまでにお互いの家族とのしがらみなどでひと悶着あって、ようやく結婚したら嫁姑問題が勃発して、そのうち夫婦にも小さな溝が入り、やれ離婚だなんだと大騒ぎして、結局は雨降って地固まり、妻の妊娠が発覚して家族みんな大喜びで大円団・・・といった内容のものが多いようです。主役の男女の組合せがキャリアウーマンと農家の長男とか、またはお互いの両親が仲が悪いとか、結婚するまでには障害が多いのも特徴ですが、さすがに50話も話をつなげていくには、やはり結婚をまとめるまでに10話くらいは要さないとドラマにならないでしょう。家族たちは50話もの間にいろいろ起きる小さな問題を解決しつつ、最後はひとつにまとまっていきます。「彼女の家」も、まさにその典型的な週末ドラマでありました。
ざっとストーリーを紹介します。
才色兼備でキャリアウーマンのヨンウク(キムナムジュ)は、その恋人で大家族の長男テジュ(チャインピョ)との結婚に関して、テジュの家族と同居しなけrばならないことや、自分の仕事も諦めなくてはいけないために悩み、テジュもまた、ヨンウクに無理を強いることが出来ず、ふたりは別れを決意。しかし、やはりお互いが必要な存在だと確信したふたりは、結局結婚を決める。結婚してみると、やはり結婚生活は甘いだけではなく、ヨンウクはテジュの家族の干渉にうんざりし、テジュも家事を手抜きするヨンウクに不満を感じ、ふたりの間がギクシャクするようになる。そのうえ、ヨンウクが妊娠したのにもかかわらず、仕事で無理を重ねて流産してしまったためにテジュの怒りが爆発し離婚問題に発展してしまう・・・というもので、週末ドラマの定番ストーリーといえるでしょう。
このような日常のいたって普通のシーンが多いドラマを見ると、韓国の人々の気質や日常が良く見える気がします。日本のドラマのヒロインとは比べ物にならないヨンウクの気の強さには、韓国女性の芯の強さを感じます。家族を大切に思うゆえ、家族の意見に左右されるテジュを見ると、本家の長男というものが日本よりもさらに期待と責任が重いような気がしました。嫁姑問題に関しては、日本のねちっこいイジメではなく、嫁に干渉するテジュの母や姉はヨンウクに対して、ダイレクトに思ったままをバシバシ言います。韓国の人は、ケンカするときに思ったままを言い合って、後は後腐れがないというのを聞きますが、本当なんだなと感じました。また、大家族ドラマでは、血縁関係・家族関係によって、様々な呼び方が出てくるので大変勉強になります。ウェサムチュン(外三寸=母方のおじさん)、チンジョンオモニ(親庭オモニ=妻の実家のお母さん)など、普通では複雑すぎてなかなか覚えれらないような呼び方も、ドラマを見てるうちに自然に覚えられるようになります。
実は、私がこのドラマを楽しみにしていたのは、この主役のふたりの物語よりも、ヨンウクの姪役のヨンチェ(キムヒョンジュ)とテジュの家に下宿している身寄りのない青年ジュニ(イソジン)の恋物語が好きだったからです。孤独な生い立ちのために、他人に心を開くことなく生きてきたジュニが、ちょっとワガママで屈託なく明るくかわいいヨンチェと知り合って恋をするうちに温かい気持ちを持ち始めるのですが、天涯孤独で生きてきたジュニにとって、自分を愛してくれたヨンチェは特別な存在になります。ジュニの誠実さや優しさに触れるうちに、最初は正直サエなくみえたイソジンが妙に格好良く見えるようになります。このふたりのラブストーリーは、ミニシリーズのように短期決戦のドラマの主題では地味すぎる話で、週末ドラマの中のひとコマの話として、50話かけてじわじわ展開したのが面白かった要因なのだと思います。
ところで、日本のドラマは10話程度のものが多く、CMも入るので1時間のドラマも実質45分程度ですが、それに比べて韓国のドラマは短いミニシリーズでも16話〜20話、しかも1時間前後、CFなしでみっちり放送されるため、ドラマの内容によっては、1時間見た後に軽い疲労感すら感じることがあるほどです。さらに長丁場のドラマの場合は、途中「1・2話で済ませてもいいんじゃない?」っていうような内容を何話もひっぱって、中だるみすることもあります。私の場合は、「最近イマイチになってきたから、見るのやめようかな?」と思っても、30話くらいまで見てしまっていると、途中で見るのをやめるのも、なんとなく今までの時間を損したような、勿体ないような気持ちにさせられて、惰性で最後まで見てしまったりもします。このように1時間枠のホームドラマを週2日、50話見るというのは、時間はもちろん、根気なくしては見れないのです。それだけに最後まで見続けた後は、大げさですが「見とどけた!」という達成感、爽快感に包まれます。さらに韓国では、大河ドラマだと150話を越えるものも多いです。韓国の人は皆、本当に見ているの?と不思議に思いますが、視聴率が30%も40%もあるのですから、本当に見ているのでしょう。こういう長丁場のドラマを見続ける韓国の人々って、すごく根気があるんだな〜と思わずにはいられません。
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