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第19回のコラムテーマはチェジウです。チェジウは「キスしましょうか」、「情け容赦なし」など映画にも出演していますが、やはり彼女はドラマでとても輝いている女優さんだと感じます。そんなドラマクィーン・チェジウを私なりに分析したいと思います。
私がチェジウを初めて見たのはチャンドンゴンと共演したドラマ「LOVE(原題・愛)」でした。透明感があって品があり、背もすらっと高い彼女を見た途端『なんてかわいいの』と、ひと目でお気に入り女優になったものです。その頃はまだ韓国ドラマ初心者だったので、お気に入りの女優を見つけたことがうれしくて、韓国旅行に行ったときに南大門の眼鏡屋の店主のおじさんに『チェジウって知ってますか?』なんて聞いてみたりもしました。おじさんは恥ずかしそうに『今私が一番好きな女優だ』と言ってました。事実当時のチェジウはノリにノッってる状態だったらしく、アイドルみたいなプロマイドも売られてましたし、特別番組のMCを務めたりもしてました。偶然見たバラエティではあのパクチャンホが憧れる芸能人ってことで、サイン会をしているパクチャンホの前に突然現れて驚かせるというドッキリなんかもやっていました。
チェジウが出演するドラマは数多く見てきたほうですが、ほとんどが『純粋で優しい、でも意志が強い』という役柄で、悪役になることはありません。そしてとても貧しい家の娘の役が似合います。私の中では、このように善人かつ貧しい家の娘をやらせたらNo1はチェジウかキムジホかってくらいなものです。(但し、キムジホには、お人よしという要素がプラスされます。)もちろん「初恋」、「LOVE」、「新貴公子」のようにお嬢様役もたくさんやってるのですが、何故か彼女の本領は不幸な境遇ほど発揮されるように感じます。狭くて日当たりの悪い部屋で必死に勉強をする姿が似合うのです。それは彼女のどこか寂しげな瞳のせいでしょうか?お嬢様役だった「LOVE」でもチャンドンゴンに振りむいでもらえずに悲しそうだったし、「新貴公子」でもお嬢様ゆえの悩みでいつも苦しそうな顔をしていたので、やっぱりどこか倖薄いイメージがぬぐえません。
でもそんな貧しく寂しげなヒロイン・チェジウは最後に愛をもぎとるようになっています。貧しさからくる彼女の影のある瞳に惹かれるヒーロー達は皆『僕が守ってあげないと』という気持ちになってしまい、そんな彼女に嫉妬する脇役の金持ちの娘である豪華な巻き毛の女達はほとんど相手にされず玉砕します。いくら金があって美人でも、あの寂しそうな瞳には勝てません。チェジウはシンデレラストーリーのヒロインそのものなのです!
シンデレラ・チェジウはひとりのヒーローだけに愛されるのだけでは足りず、「美しい日々」ではイビョンホンとリュシウォン、「冬の恋歌」ではペヨンジュンとパクヨンハとそれぞれふたりのイイ男からも愛され、周囲の女達の嫉妬をさらにあおります。これは脇役にとってはたまりません。実際チェジウがやる役柄みたいな女性が周りにいたら、美味しいところを全部持っていかれそうですからできるだけ側にいるのは避けたいところです。
韓国人の女性の友人達に聞くとチェジウのことを嫌う声も結構多く、理由は「舌ったらずな話し方がきらい」と言います。でも、もしかしたら、チェジウには脇役の女性達がそうであるように、どこか女性の嫉妬心をあおる要素があるのかもしれません。
今後、チェジウの悪女ぶりや底抜けに明るくハジける役も見てみたい気もしますが、やっぱりどこか彼女には不幸をしょっていて欲しいとも思ってしまいます。
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