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草木染め・藍染め作家 李順光(リ・カタリナ)


今月のフォーカスの主人公は「染の小道」2016に参加した韓国の草木染め・藍染め作家 リ・カタリナ(李順光)先生だ。 

ファッションに関する仕事を始めることになった特別な契機がありましたか?
 
結婚前に日本と関係のある貿易会社に勤務していて、結婚後出産して、育児休暇中に大きな変化があったようだ。 
母親の気持ちは皆同じだと思うが、育児休暇期間が終わっても子どもと離れないでそばにいながらできる仕事を探していたら、あるエージェンシーと出会い、ニットデザインで日本の高島屋百貨店と縁ができてスタートした。 
ニットファッションで6年余り取り引きを続けていたら、もっと専門的な知識を身に着けたいという欲が出て、遅ればせながらファッション専攻で本格的に勉強を始めた。 

染色よりは直接的なファッション関連の仕事をなさってきましたが、今は染色のほうに比重をおいていらっしゃる理由はなんですか?
 
ニットファッションを続けていた時、2002年頃に編織機械と付属を購入するため、日本の吉祥寺を訪問した時、オーガニック原糸を見て子ども達や人間に有益なエコ染色を研究、勉強したいという新しい欲が出た。
自然から得られる草と花で染めた生地を作りたい一心で、熱心に勉強して研究8年めでその結果が徐々に現れはじめ、やりがいや成就感を感じている。
 
「染の小道」に今年2度目の招待をされ、どんな作品を準備してらっしゃいますか? 

昨年「染の小道」 2015に初めて招待されて参加し、だんだん消えて行く天然染色に対する反応も心配され、お互いに異なる文化の中で感じる染色に対する躊躇もあったが、固守している天然染色の方法が異なるだけに色の差も多いが、意外に良い反応を得て近年再び招待されて一層意味深く思う。
今年は、直接種をまいて育てた草木で色を出した生地に韓国の閨房文化に注目した作品を披露する予定。
日本で見られる韓国の色に期待してみます。

「染の小道」
京都や金沢に次ぐ染色技術の土地として知られている東京の神田川の近くの落合、中井は、江戸時代から続く技術を伝授して新しい染色方法を研究していく匠らと作家らが集まっている。
「染の小道」は、落合と中井を染色の街として活性化させようという願いを込めて住民団体が作るプロジェクトとして毎年3日間、多くの匠と作家の作品を展示する「道のギャラリー」が開かれる。  

詳しい情報は
「染の小道」2016年の開催日は2/26〜28に決定!
http://www.somenokomichi.com/