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   韓国の『お引越し』    
韓国では2月が『お部屋探し』と『お引越し』のシーズンです。
日本では4月から学校が始まりますが 韓国は3月から始まるので 2月のソウルはお部屋探しとお部屋を貸したい人でにぎわっています。

韓国ももちろん「引越し屋」さんはいるし荷物を運ぶのに問題はありませんが、最も違うことは 韓国では引っ越す人は「部屋の掃除をしなくてもよい」ということです。もちろんゴミを置いていって構わないのではなく、片づけなくてはいけないのですが「片付いていればよい」ということです。(不動産屋さんのチェックははいりますが)お台所のシンクが汚れていても、シャワールームの排水溝を掃除していなくても、前に住んでいた人がペットを飼っていて犬の毛だらけの汚いシャワールームでもOK、というかあとから入居した人が掃除するものなのです。もちろん下宿などは別ですが いわゆるオフィステルやマンション、一戸建てなどは あとから入居した人が掃除するのが常識になっているのです。

韓国の賃貸契約は独特なので 最初はとまどうことも多いですが それよりも 日本人にとっての一番の大きな文化の差がここにあるように思います。日本では「立つ鳥 跡を濁さず」という言葉があるように 後始末はきちんとすべきである、という考え方が根強くありますし、ましてや きれいにしていなかったら契約時に契約金が下がるし、賃貸なら敷金はもちろん戻ってこないし、それ以上に補修やその他の経費を更に請求されることもありますよね。それを考えると 本当に不思議でなりません。

掃除が大の苦手の私が今、住んでいるオフィステル(築2年)に引っ越した時、表面的には「片付いている」ので汚れているとは思いもしなかったのですが 引っ越したその日から問題勃発、シャワーを使ったら排水溝から水が溢れかえり 何が起こったのかと管理人さんに直訴したら なんと一度も掃除をしていなかったようで 汚い話で申し訳ありませんが、ヘドロ状態のものが排水溝から現われました。あまりのことに掃除が大嫌いなこの私が日本から持ってきた掃除用洗剤、排水溝内をきれいにする粉末状の洗剤、タブレット状の洗浄剤等々ありとあらゆるものを駆使して必死に掃除しました。シンクももちろん。冷蔵庫もすべての棚をはずして洗って脱臭剤をいれました。こんなことどうしたらできるのかな?と逆に不思議でした。築2年とはとうてい思えませんでした。

幸いトイレは掃除していたようで大丈夫でしたが。。
最初は本当に驚きました。それで本当に入居者が掃除をする習慣なのかと、何人かの韓国人の友達に聞きましたが「それが何か?」という答えでした。
いつこの部屋をでることになるか分かりませんが少なくともあとの人が気分よく入居した日から過ごせるようにしたいと思っています。ピカピカとまではいかなくても。
ドラマを見ているとよ〜く掃除していますが、それと「引っ越しの習慣」は別物なんだと、これが「文化の違い」なんだと実感しました。
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